カウンセリング

第18回日本スカウトジャンボリーの救護所では、セーフ・フロム・ハームとして参加者へのカウンセリング窓口を設置いたします。カウンセリングは歴史的な研究体系の上に乗った行為であり相談者の心理的なカタルシス(心の浄化作用)をもたらすことにあります。悩み,苦しみ,迷いといった精神的な負担を負った相談者に効果的です。コロナ禍で長期訓練野営などが経験できていない参加者が多いと予想されます。炎天下での野営生活が精神的負担を掛けてしまうこと、班内でのトラブルなどを抱えてしまうケースなども考えられます。また、派遣隊指導者の指導方法などでも負担を負うことなども想定して、救護所で対応します。

(1)カウンセリングの代表的な方法

<感情的アプローチ>

起きている事態や環境よりも,相談者自身の感じ方に焦点を当てて相談者に無条件の肯定的関心を持つ「受容」と,相談者の内的世界を共感的に理解しようと努め,それを相手に伝える「共感的理解」,そして相談者との関係で心理的に安定し,相談員の自分も無理なく自分の言動や態度を受容できる「自己一致」。この3原則を実践するのが来談者中心のカウンセリングと言われています。

<認知的アプローチ>

人の感情は思考(合理的,認知的プロセス)により影響され,問題があるときは非合理的な思考によって考えたり行動したりするのだから,認知の仕方を合理的に変えれば行動も変わるというもの。言い換えることで,苦しみから解放され新しい行動の可能性も生まれるというものです。

<行動的アプローチ>

相談者の行動に焦点を当てて観察し,行動そのものを体系的に整理・記録し,反復訓練などで改善していくものです。
人は自由に言えないときに詰まってくるし、マイナス感情も芽生えます。カウンセリングマインドは傾聴という技法を使い、相談者の内面を自由に語らせることでスッキリさせるとともに、自分の至らない部分や不足していることなどを冷静に認識させ、自ら立ち直ってもらうために極めて有効な方法です。